温度計のセンサーによる種類や価格帯

温度計はセンサーによって大きくアナログとデジタルに分けられますが、昔ながらの水銀体温計のような仕組みのものは前者のアナログに分類されます。一方、近年主流のタイプはデジタルで、直感的に温度が分かること、製品の形状に制約が生じにくいなどの理由で幅広く活用されています。温度計といえば置き型が一般的ですが、これは平面のテーブルや机、台などに置いて使用することが想定されます。置いて簡単に使えるのがメリットなので、センサーは本体に隠れる形で内蔵されていますが、空気を取り込むスリットのような穴があいています。

価格帯は1千円を切る手頃な価格から、上は5千円を超える価格帯のものまであります。温度計のセンサーのうち直接対象に触れることなく、放射熱を測定できるタイプは、最低でも価格は5千円前後です。5千円を切る製品もありますが、品質管理が甘かったり精度が低いことがあるので、安いものほど実用的で信頼して使えるかしっかり確認することをおすすめします。高価な業務用の温度計は1万円どころか3万円、5万円以上の価格帯にも製品が存在しますが、これらは機能とセンサーの精度、アフターサービスの手厚さが価格に反映されています。

機能面では温度変化の記録や多用な出力機能、多点同時測定といったもので、センサー精度は誤差が小さく使用できる環境条件も幅広いものとなっている傾向です。外付けのプローブを採用していて着脱や交換に対応していたり、校正が可能で初回の校正が無料など、高価な温度計にも相応の理由があるわけです。

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