温度計のセンサーとは

温度計のセンサーは空気の温度変化に反応する素子で、比較的安価な市販の製品は本体に内蔵されていることから、直接目にする機会はあまりないです。視認できなくても確かに存在していますし、温度計として機能するのに必要不可欠なので、取り扱いに注意して壊れないように気をつけることが重要です。センサーは半導体技術の進歩もあって、小型化していて非常に衝撃を受けやすく、衝撃の加わり方によっては容易に壊れます。通常は本体の外装に守られているので、分解でもしない限り直接衝撃が伝わることはありませんが、それでも全く無影響とはならないです。

温度計は落下のような大きな衝撃ではなくても、倒したりぶつけるといった小さい衝撃の繰り返しもセンサーには良くないので注意です。温度計のセンサーは氷点下やある程度の高温にも耐えられますが、人が快適に生活できる範囲外の温度は、温度計にとっても良くないことを理解すべきです。つまり20℃台前半は人間と同様に快適ですが、30℃を超えたり逆に10℃を下回ったりすると、センサーに影響が出て精度が変化することがあります。一般向けの市販品でも上は40℃、下は-10~20℃くらいまで対応する製品もあるので、精度に対する影響を除けば実用性に問題が出ることはまずないです。

防水でないのに水を掛けたり水没させたり、強制的に乾燥させる為にドライヤーや暖房器具の温風を当てるのはNGです。メーカーが想定していない使い方は総じて故障の恐れがあるので、使用前に必ず取扱説明書に目を通すことが大切です。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です