様々な電子機器や設備に使用される温度計センサー

温度計センサーは、身の回りにある電子機器に使用されていることが多い電子部品の一種です。エアコンやテレビ、パソコンなど温度管理が欠かせない製品には必ず温度計センサーが内蔵されていて常に適温での動作ができるよう工夫が行われています。エアコンなどの場合は、室温を監視して設定温度になるよう制御する目的で使用されているのが一般的です。エアコン本体だけなくリモコンにも設置が行われているタイプもあります。

パソコンの場合は、ファンモータを制御する目的で温度計センサーが使用されています。パソコンの心臓ともいえるCPUは高温度に達する部分で、ファンモータを使って温度を下げることで正常動作を維持することができます。ノートパソコンを膝の上に載せて使っていると、温かいだけでなく熱く感じることもある、このような経験を持つ人も多いといえます。ノート型のパソコンは狭い空間の中で必要なハードウェアを詰め込むような構造になっているので、ファンモーターで定期的に内部温度を下げるようにしないと熱暴走が起こりやすくなります。

温度計センサーは、温度検知のための部品になりますが、温度が上がると抵抗値が下がるNTCサーミスタと呼ぶ電子部品が使用されているケースが多く、抵抗値を調べてファンモーターのオンオフをコントロールします。このとき、抵抗値はアナログ信号になるのでこれをデジタル信号に変換してコントロール回路に送る、そのときのデジタル信号でオンオフを判断します。

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